朝、リビングの雨戸を開けると記録的な豪雨が四日ぶりにようやく収まっていた。この三日間連続して歩数計のカウントは1万歩を切っていた。これもまた記録的な出来事だった。
そんな事情もあって早朝ウォーキングはいつもより足をのばした。久々に晴間が覗く空の下の散策だったが、傾斜のきつい有馬川上流の水流は尚激しさを見せて渦巻いていた。
下山口会館横の有馬緑道の穏やかで心和む風景を目にした。ふと目を歩道に向けた時、黄色の丸い実が散らばっているのが目についた。古いいちょうの大木のすぐ下である。ここ何日かの激しい風雨が実り始めた銀杏を振り落としたのだ。季節外れの強風の犠牲となった銀杏のはかない運命を想った。
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