不法投棄があっという間に消えた2022年10月29日

 早朝ウオーキングのコースの一角に有間川を跨ぐ中国道高架下がある。過日、その高架下に木製のロッカーと箪笥が放置されているのを目にした。使用済みの古い2つの家具は明らかに不法投棄と思われた。人目に付きにくい高架下という場所がいかにも不法投棄するにはもってこいと思ったのだろう。
 2~3日後、その家具には市長と警察署長名の”すみやかに撤去しなければ撤去する”旨の「警告書」が添付されていた。行政の珍しく素早い対応に驚いた。
 考えてみれば一見人気のなさそうなこのスポットは、実は往来の多い場所である。有馬川沿いのさくら並木の続くこの土手道は、季節の移ろいを肌で感じられる絶好の散歩道である。私を含め一日を通して散策する近隣住民は後を絶たない。そんな住民からすれば高架下とはいえ、不釣り合いな家具の投棄は、無粋極まりないものだろう。そんな想いの誰かが即刻、警察に通報したとしても不思議でない。
 更に数日が過ぎた。高架下の不法投棄の家具は見事に姿を消した。不法投棄処分のこの驚くべき迅速さに脱帽して敬服した。