3年ぶりの出身企業の労組OB会2022年12月24日

 コロナ禍で長く開催されていなかった出身企業労組OB会が3年ぶりに開催された。会場は大阪心斎橋の「魚匠・銀平」という店だった。10時過ぎに自宅を出てバスとJRと地下鉄を乗り継いで会場に辿り着いた。現役時代の通勤経路だったが、リタイヤして10数年経っている。ましてや3年ぶりの大阪である。なじみが薄くなりよそよそしさを漂わせた街に迎えられた。
 会費を払って指定の席に着いた。準備は現役役員が整えてくれている。渡された資料には出席予定の19名のOBの名前があった。ところが90歳の大台を迎えた長老は当日になってコロナ感染で急遽欠席とのこと。他にもうひとりのキャンセルもあり現役も含めて結局24名の参加者だった。コロナ禍という事情もあるが毎年40名ほどの参加者で賑わったOB会もいつになく寂しい会になった。
 12時開会の宴席が現役委員長の挨拶で始まった。続いてOB代表が挨拶し乾杯の後、会食しながらの懇親となった。とはいえ感染対策上、掘りごたつ形式の6人掛けテーブルに分かれた宴席での席移動は禁止された。辛うじてテーブルの真ん中を仕切っていた透明パネルだけは撤去された。現役委委員長と5人のOBとの旧交を温めた。
 17人のOBたちの近況報告が始まった。何しろ一癖二癖のある強者たちである。ひとり1分の主催者要望はしばしば無視される。それでも何とかタイムスケジュール通りの進行で近況報告が終わった。
 閉会10分前に現役役員の紹介があり新任二人のコメントがあった。現役副委員長の閉会挨拶と一本締めで予定通り2時に懇親会が終了した。店の玄関前で恒例の集合写真に納まって、参加者たちが三々五々解散した。
 同期の仲間二人と駅に向かった。道中、久々に三人でお茶をすることになった。大丸1階の外向きカフェを見つけて席に着いた。仲間のひとりは脳に血管障害が見つかったとのこと。以来、物忘れが激しいという。血管性認知症が疑われたが、専門医にはかかっていないようだ。認知症サポーター養成講座講師の出番である。様々な認知症がらみの情報を提供し、1時間ばかりの懇談を終えて別れた。