マラソンのオリンピック選考レースを満喫した2023年10月15日

 パリ・オリンピック選考レースの出場資格を得た男子61名、女子24名の選手たちによるマラソングランドチャンピオンシップ2023が開催された。東京国立競技場発着のその模様は、8時スタートの男子を毎日放送が、8時10分スタートの女子をNHKがテレビ中継していた。国内男女の最高レベルの選手たちで争われるこのレースは、マラソンファンには見逃すわけにいかな堪えられない番組だった。
 8時から11時頃までのひと時をチャンネル1と4を交互に操作しながらマラソンの醍醐味を満喫した。何よりも印象的だったのは男子・川内選手の意欲的な走りと粘りだった。スタートから飛び出した川内は30km付近まで独走状態を維持した。激しい雨の降りしきる過酷なコンディションの下での36歳のベテランの130回目のフルマラソンである。35km付近で2位集団に吸収された時は「モハヤこれまで」かと、思われた。通常、独走を続けたランナーが2位集団に吸収されるとズルズルと大きく順位を落す光景を過去何度も目にしていた。 
 ところが今回の川内は違った。6人の2位集団に最後まで食らいつき、最後は堂々の4位でゴールした。この川内の意欲と粘りこそが私にとっては今回のレースの最大の収穫だった。

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