書斎スペースを覆う洗濯物2024年01月14日

 冬場になってリビングの暖房が稼働するようになるとエアコンの吹き出し口辺りの光景が一変する。吹き出し口前の三角コーナーに設置されたプラスチックの棒に吊るされた幾つもの針金ハンガーに洗濯物がぶら下がる。エアコンの温風で洗濯物をいち早く乾かそうという家内の所行である。半分は亭主の下着などの衣類なので異議を唱えるわけにはいかない。
 問題はその場所である。大型デスクが設置された亭主の書斎スペースの上にエアコンがあることだ。デスク右側の三分の一ばかリ上の空間には洗濯物が我が物顔にのさばっている。デスクの右端に設置した書棚の上にはプリンターが載せられている。洗濯物がある時は、プリンターは洗濯物にすっぽりと隠れてしまう。使用するときは洗濯物を搔き分けて操作する羽目になる。
 こうした事態に内心では釈然としていない。とはいえ異を唱える気は毛頭ない。公共の福祉に個人の我は通用しないと心得ているからだ。それ以上にリタイヤ後の亭主の日常は家内の家事に支えられていることが身に染みている。波瀾を巻き起こして我が身に降りかかる火の粉は回避するるに越したことはない。

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