肉食系女子2009年12月18日

 私が関わっている地域ボランティア組織のひとつに地元小学校区の青少年愛護協議会(青愛協)がある。昨晩、その青愛協の部会の忘年会があった。近所の鉄板焼き店での夜7時から10時までの忘年会に14名が参加した。
 青愛協は小学校、中学校のPTA役員や子供会役員を中心に、私たち民生・児童委員などで構成されている。主体は子供を持つ親たちであり、年層も私たちとは親子ほど若い。参加者の内、女性4人と男性2人が30代から40代である。今ではほとんど交流することのないこの世代との懇談は新鮮で楽しいものだった。
 とりわけ興味深かったのは、その世代の女性たちの言動である。この四月から青愛協役員になって初めて知り合ったばかりのようだ。今では永年のお友だちの如く親しげだ。女性特有のすぐに仲良しになれる特性が羨ましくもある。互いに○○ちゃんとファーストネームで呼び合っている。ずけずけと言いたいことを言い合っている。ボケとツッコミの会話でバカ笑いする。一人の女性は、幹部の男性から「○○さんは、メールしてくる時、『ワシや~』で始まるんやで・・・」と、ネタバラシされている。ジムのインストラクターをしているという彼女は見るからに筋肉質で男っぽい。隣り合わせになった30代女性との会話である。「飲むのが大好きで宴会も大好き。主人と旅行に行くより仲間と行く方がよほど楽しい。ようやく子供に手がかからなくなって思い切り楽しみたい」。
 パワフルな彼女たちに較べ、PTA代表の二人の男性はいかにも優しげである。宴席の主導権は明らかに彼女たちのものだ。私たちの子供世代以降に見られるという「草食系男子」を圧倒する「肉食系女子」の実態をはからずも垣間見た。