散歩道で最後に会った生き物は?!2010年02月08日

 曇り空の朝の散歩を終えて、住宅街下の農道に帰ってきた。白セキレイがコンクリートの路面をトコトコ歩いていた。人の気配に敏感な野鳥である。すばやく飛び去るはずがなぜか悠然と歩き続けている。デジカメ画像におさめた。農道を更に進むと、今度は黄セキレイが溝の淵を歩いていた。白セキレイや背黒セキレイと違って見かけることの少ない種類だ。こちらも何とか画像をキャッチした。続いて目にしたのは住宅街の丘陵斜面にうずくまる猫だった。枯れ草の間から鋭い目線で睨み返している。出会った生き物たちがなぜか気になった今日の散歩道だった。
 自宅付近に帰ってきた。ゴミステーション前で、新聞紙の束を手にした年配男性に出会った。何度か山歩きをご一緒した知人である。「ゴミ出しのついでの煙草が日課ですワ」。煙草に火をつけながら、照れたような言葉が返された。ゴミだしが日課となり、室内禁煙がルール化されたリタイヤおじさんの日常があった。最後に出会った生き物に限りない親近感を覚えながら、玄関ドアを開けた。あがりカマチには、新聞紙の束がデンと待ち構えていた。すごすごとゴミステーションに運んだのはいうまでもない。