真夏の芝刈り奮闘記2010年08月13日

 帰省中の息子夫婦も、寄生虫・・・もとい寄生中の娘もそれぞれに出かけている。お盆の初日は夫婦二人の静かな一日となった。働き者の家内は子どもたちの世話がないとなると、庭の手入れに乗り出した。大きな帽子と軍手で装備を固めた家内の姿がガラス越しに庭先に現われた。野草も混じった芝生は伸び放題だし、植木の根元周りも草茫々。何やら不吉な予感がする。庭の実態を目の当たりにした家内の雄叫びが聞こえた。「お父~さんッ!手伝うて~ッ!」。ヤッパリキタ~ッ。
 庭仕事には根っから相性が悪い。右手親指を欠いて以降、絶好の口実を得て回避行動に拍車がかかっていた。・・・が今日ばかりは、家内一人を炎天下に置くわけにはいくまい。観念してリビングを立った。言われるままに物置から芝刈り機を引っ張り出して庭に向かう。手押し式の芝刈り機は思いのほか力を要する。掌に力を込めてひたすらハンドルを前後させる。
 汗だくになりながら20分ばかり悪戦苦闘した時、掌に鈍痛が走った。「痛~ッ」。見ると右手掌の真中にできた水ぶくれが破れて皮が剥けていた。慣れぬことはするものではない。とはいえこれぞ「奇貨居くべし」。「軍手をせずにするから・・・・」という家内の言葉を背に、バスルームに駆け込んだ。シャワーを浴びてリビングに戻る。これにて一件落着ッ!

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