うだるような暑さに目が覚めた。窓の外はまだ暗い。しばらく目を閉じていたが、二度寝が効かない歳である。やむなくベッドから離れた。ルーティンをこなして自宅を出たのは5時過ぎだった。
日の出前の夜明けの冷気が心地良く身を包む。名来墓地横の農道を旧丹波街道に向って進む。スニーカーが何かをふんづけた。青々とした若い栗のイガだった。見上げると一本の栗の木の濃い緑の葉っぱの間にイガに覆われた栗の実がいっぱい実っていた。
猛暑が続く毎日である。それでも季節はひそやかに巡っている。いっぱいに実った栗の木に小さい秋を見つけた。
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