近江八幡水郷めぐり2014年06月02日

 昨日の午前中、近江八幡の水郷を訪ねた。週末に歯の治療で帰省していた娘を両親がマイカーで送ることになった。どうせ滋賀に行くなら娘夫婦と近場の観光を楽しむことにした。かねてから近江八幡の水郷めぐりを体験したいと思っていた。ネット検索で、「すいれん」という近江牛料理の店の料理と水郷めぐりプランを予約した。http://www.412903.com/suigo.html
 朝10時に「水郷のさと・まるやま」の渡し場に着いた。10艘ばかりの屋形のついた手漕ぎ船が待ち受けている。4人貸切りの屋形船が年配の船頭さんの魯捌きで岸辺を離れた。
 初夏の暑さを覚悟していたが、水郷に入った途端に微風が身体を包
み涼しさを運んでくれた。水面の周囲をヨシ原が覆っている。ヨシ原に生息するヨシキリのギャーギャーというアマガエルにも似た鳴き声が耳に入る。ギーギーと魯のしなる音が心地よい。前を進む屋形船ののんびりした風情にも癒される。ヨシの穂先にたたずむヨシキリをデジカメで捉えた。カイツブリの親子が水面下に首を突っ込んでエサを獲る姿が愛らしい。ひと際大きな合鴨が悠然と漂っている。水郷は水鳥たちの楽天地である。
 この水郷は国の重要文化的景観の第1号に選定されている。その美しい景観の中を人の歩行速度以下のペースでゆっくりと船は進む。時代劇の舞台にもしばしば登場する郷愁を誘う景色が移ろっていく。何とも穏やかでのんびりしたひと時が過ぎていく。船頭さんのガイド付きで1時間ほどの水郷めぐりを満喫した。

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