梅雨の合間の束の間の癒し2014年06月14日

 梅雨本番で、雨量こそ多くはないがこのところ悪天候が続いていた。そんなうっとおしい時期に久しぶりに訪れた快晴の散歩道だった。
 市民農園には朝早くから、今でしょ!とばかり多くの菜園愛好家たちの姿があった。有馬川東側の名来の田圃はすっかり田植えを終え、癒しの風景で迎えてくれる。水田の水面に昇ったばかりの朝日がまぶしく映されて光っていた。
 川沿いの土手道の草叢に破竹が一本にょっきり背伸びしていた。目を凝らすと周囲にもあちこちで頭を覗かせている。半月ほど前にたくさんの破竹の筍を収穫した時、これで破竹の季節は山を越えたかと思っていた。考えてみれば梅雨の季節こそ破竹の成長が促される。瑞々しさの漂う破竹の若筍を見ながら、明日はビニール袋を持参しようと思った。梅雨の合間の束の間の癒しを味わった。