環境委員会のホタル観賞会2014年06月15日

 昨晩、地区の環境委員会が呼びかけたホタル観賞会に参加した。環境委員会は、西宮市北部の水源池である金仙寺湖上に阪神高速道北神戸線が計画されたことから、水質保全を求めて周辺の六つの自治会で構成された北部水源池問題連絡会の地区住宅街の組織である。20年前に結成されて以来、連絡会は阪神高速道路公団や県との28回の渡る協議を経て13年前に水質保全策についての確認書を交わした。以降も、船坂川上流クリーンキャンペーンや金仙寺湖オイルフェンス伸展訓練視察などの水質保全活動に取り組んでいる。
 そんな環境委員会が、3年前から金仙寺湖を水源とする船坂川のホタル観賞会を地域住民に呼びかけて開催している。委員会メンバーには地域の知人が多いこともあり、今回初めて参加した。
 7時半に集合場所の特別養護老人ホーム山口苑の玄関前に着いた。まだ明るさの残るたそがれ時である。委員会メンバーを中心に20人近い参加者が暗くなるのをしばらく待った。ようやくホタル観賞ができる程度の闇になって金網越しに隣接する船坂川の川面を見つめた。知人のご婦人の「アッ!いるいる」と指さす方向に目を凝らした。川面を覆う草むらの合間に小さな黄色い輝きが点滅していた。
 しばらくして、旧大阪街道沿いに東に場所移動した。案内されたのは船坂川に架かる七合橋からの観賞スポットだった。南に向かって川面を眺めると確かにあちこちに黄色の点滅が目に入る。中には目の高さまで飛んでくる灯りもある。ホタルの乱舞に近い光景を眺めながら、久々の大勢の観客にホタルたちが気を良くして舞っているかのように思えた。1時間ばかりの観賞会を終えて帰路に着いた。