花ちゃんのお食い初め2016年02月28日

 花ちゃんが生後104日を迎えた。生後百日が赤ちゃんのお食い初めの儀式の日とされる。乳歯が生え始めるこの時期に「生涯、食べることに困らないように」との願いを込めて食事の真似事をさせる儀式である。折しも花ちゃんにも下顎に二本の乳歯が見え隠れしている。一カ月ほど前には婿殿の実家近くの京都・松尾大社で初宮詣りをした。両家ともに花ちゃんは初孫である。それだけに花ちゃん誕生後の一連の儀式にはこだわりがある。そんなわけで今度は我が家で花ちゃんのお食い初めを準備した。
 朝11時過ぎに婿殿のご両親に我が家に来訪してもらった。小1時間ばかり花ちゃんと二週間ぶりの対面をしてもらい、その後6人の大人たちが花ちゃんを囲んで住宅街のお寿司屋さんに向かった。
 案内された席には6人分のお膳と花ちゃん用のお食い初め膳が用意されている。お食い初め膳は鯛の焼き物、お造り、焚き物に赤飯がついた祝い膳である。婿殿の実家からは京都らしいこだわりで歯固め石やタコを持参して頂いた。
 祝い膳を前にしてじいちゃんばあちゃんや両親が交互に花ちゃんを抱っこしてお箸を口に添えてお食い初めの仕草を写真を撮った。それさえ済めば後は大人たちの世界である。座布団に寝かされた花ちゃんを尻目に美味しいお膳を味わいながら歓談した。花ちゃんはぐずることもなくおとなしく遊んでいる。
 1時間余りのお食い初めの宴があっという間に終わった。