さくらFMの生放送「LALALAにしきた90分くらい」出演記2018年06月23日

 20時前にJR西宮駅前のさくらFM本社内のスタジオを訪ねた。スタジオ横のミーティングスペースで3人のメンバーが打合せ中だった。オヤジ会メンバーで今回出演の声掛けをしてもらったOさんの姿もあった。メイン・パーソナリティの中年女性とアシスタントの若い男性と名刺交換し、打合せの輪に連なった。
 Oさんから番組「「LALALAにしきた90分くらい」のタイムスケージュール表が渡された。この番組は、西北活性化協議会(アクタ西宮振興会、にしきた商店街、阪急西宮ガーデンズ、兵庫県立芸術文化センター)による、西宮北口周辺の話題を提供する生放送とのこと。20時30分から22時までの90分の分刻みの進行表が記載されている。ゲストの私を含めた出演者の出番も記されている。私からトーク内容の概要を話をし、ゲストコーナーでのやりとりの簡単な打合せをした。
 20時30分、ディレクターがスタンバイするスタジオに入り番組が始まった。ゲストである私も含めた出演者紹介の後、20分ばかりにしきた周辺のイベント情報が、3人のパーソナリティたちの掛け合いで放送される。分刻みのスケージュールにそって巧みにトークを重ねる生放送の現場を興味深く眺めていた。
 8時50分、ゲストコーナーが始まった。ゲストのプロフィールを紹介する質問に答えた後、「リタイヤオヤジのセカンドライフ」のテーマについて尋ねられた。2025問題を控えてリタイヤオヤジたちの地域活動参加が求められているが、オヤジたちの地域での居場所づくりは二つの点でハードルが高い。ひとつは家庭と地域で主導権を握るおばさんたちの理解を越えた気持と生態である。今ひとつはリタイヤオヤジの地域デビューのキッカケや窓口がないことだ。そんな問題提起を中心としたトークを10分ばかりやりとりして前半を終えた。
 2分間のCMタイムを挟んで後半のゲストコーナーが始まった。前半終了間際に告げていたリタイヤオヤジのセカンドライフで直面する「おばさんトーク」を冒頭に話題にした。「よくしゃべり」「繰り返し」「割り込み」「飛躍し」「居直る」というおばさんトークの傾向を述べ、「聞き流す」「聞いてるふりをする」「慣れる」「沈黙で応じる」というひたすら「耐える」という対策を語った。その上で今述べたトークが家庭や地域で奮闘するおばさんたちへの愛おしさをこめた応援歌であり、おばさんトークに翻弄させられるおじさんたちへのレクイエム(鎮魂歌)であると締めくくった。ハードルの二つ目の処方箋として「ちょい呑みオヤジ会」の事例も紹介した。オヤジたちの地域デデビューの潜在的ニーズと亭主に地域に出かけてほしい奥さんたちの渇望の受け皿であること。「参加者は全員必ず近況報告をすること」などの38回に及ぶオヤジ会運営の様々な仕掛け等についてもふれた。後半10分のト-クの最後にゲストによる曲目のリクエストがある。事前に告げていたセルジオメンデスのジャズナンバー「マシュケナダ」が流れ始めた。
 リクエスト曲が流れている休憩中に出演者たちで「おばさんトーク」が話題になった。共感そのものの体ではしゃいでくれる男性陣の傍らでイマイチ乗り切れない女性パーソナリティの受け止め方が印象的だった。
 9時15分頃から10時の番組終了までは「今月のテーマ・食の楽しみ」を巡る出演者たちのエピソードやリクエストコーナーで展開された。最後の2~3分にOさんからゲストに振られたちょい呑みオヤジ会の運営実態の話題を最後に番組が終了した。
 出演を終えて10時過ぎに同じ住宅街在住のOさんの車に便乗して帰宅した。10時半頃に自宅に戻ると、さっきまで放送を聞いていた家内の「エライ早かったな~」という言葉に迎えられた。

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