地域活動の大先輩の訃報2019年07月15日

 地区社協三役のライングループに訃報連絡が入った。地区社協の私の二代前の会長で地域活動の大先輩である。79歳から5年間に渡って社協会長を引受けて頂いた。退任後は体調の思わしくない奥さんの介護に専念され看取られた。その後、奥さん介護の体験を活かして住宅街の介護者を対象に介護者の会を永く主宰されていた。ケアニン上映会実行委員会にも参加してもらい、次のピア上映会実行委員会にもお誘いしたばかりだった。
 おひとり住まいだったがお人柄や地域との関わりの深さもありご近所さんの見守りやお世話に囲まれた晩年だったようだ。詳細はまだ伝わっていないが、94歳という高齢の脳梗塞という突然死に近い急逝だったようだ。
 介護者の会で「自分の介護や看取りは誰がしてくれるんだろう」という冗談交じりの感慨が印象的だった。施設入居の抵抗感も口にされていた。自宅での平穏死が高齢者共通の願いではあるまいか。平穏死ではなかったものの介護生活をパスされた急逝は、不謹慎かもしれないがご本人にとってはある意味では本望だったのではないかと思えた。