街角声掛け訓練(ボランティア研修)2019年07月31日

 毎年、地区ボランティアセンターの登録ボランティア対象の研修会がある。今年の研修会は「~認知症の人をみかけたら~実践編」をテーマに街角での声掛け訓練のロールプレイを行った。登録ボランティア65名のうち、35名もの受講があった。地域の特養2施設、地域包括、市社協地区担当等の10名の専門職にもサポートしてもらった。受付で参加者はNoカードを渡され8グループの指定席に着席する。 
 冒頭、地域包括から「認知症の人への接し方」が解説され、続いて二つの事例による声掛けのロールプレイとなった。「顔見知りのおじいちゃんがひとりでキョロキョロと不安げに歩いている事例」「公園の「ベンチで見知らぬおじいちゃんが肌寒い時間帯に薄着とサンダルで長時間座っている事例」である。グループごとに認知症役の専門職に参加者が順番に声を掛ける。
 トップバッターは特養のパートでもある地区社協の役員の女性だった。さすがに腰をかがめて目線を合わせ、笑顔でごく自然によどみなく声をかける。声掛け訓練は2度目の経験である私も比較的スムーズに声掛けできた。4人の参加者が二つの事例をこなしてロールプレイが終了した。
 最後に認知症地域支援推進員からまとめの話があった。声掛けの具体的な事例に沿った分かりやすい解説だった。3時過ぎに90分余りの研修を終えた。