地域活動の場での若者との出会い2021年11月11日

 長いコロナ禍で休止していた地区社協のふれあい喫茶が先月から10カ月ぶりに再開された。事前の開催案内も限られていたため、さすがに来場者はいつもより少なかった。
 昨日、再開後二度目のふれあい喫茶があった。開会直後は来場者はなく1番乗りだった。ところが徐々に来場者は増え2時過ぎには6人掛けの4テーブルに三々五々着席され、ほぼいつも通りの賑わいとなった。
 あるテーブルに珍しい来場者の姿があった。20歳前後の男性である。すぐ横には地区社協役員の女性の姿があり、その息子さんに違いない。件の女性は地区社協の第九次地区福祉計画の策定委員のおひとりだ。先日の策定委員会で地区社協活動に若者の参加を促す取組みが話題になった。そんな背景もあってふれあい喫茶に息子さんを連れてきてもらったのだろう。
 そばに行って歓談した。「大学1年の息子なんです。リモート授業ばかりで家にいることが多く、たまにはこんな場を経験するのもいいのではと無理に連れてきた」とはお母さんの弁。私からは「地域活動の場に若者の声や参加が必要。例えばお年寄りにスマホ活用等を若者たちが教えるといったことは出来ないものか。そんなとっかかりから徐々に広がりが出てくればありがたい。地域在住の同級生たちに声をかけてもらう等は可能だろうか」とお願いしてみた。将来は理科の先生になるのが希望というイケメンの若者からは、初対面のおじいさん世代からの要請に、戸惑いを見せながらも拒否反応は窺えなかった。「その際はあらためてお母さんを通じて声を掛けさせてもらいたい」旨を伝えて席をたった。
 地域活動での初めての若者との出会いと歓談だった。このれご縁を大切に次につなげたいと思った。