コミュニティ・スクールでの地域交流拠点設置提案の決着2021年11月20日

 今年度2回目の地元小学校の教育連携協議会が小学校で開催された。前回の7月の協議会では、委員長からコミュニティ・スクール設置後の独自活動として「共生型地域交流拠点の設置」が唐突に提案された。既に地区社協中心の交流拠点づくりに深く関わっていた立場から積極的に異を唱え、議論は紛糾した。結局、その提案は協議会の執行部ともいえる5人の評議員会で再検討される形で結論は持ち越された。そんな経過のあった直後の協議会だったので、どんな結論になったのか注目していた。
 会議の冒頭で進行役の委員長から異例の発言があった。「前回提案のコミュニティ・スクール事業での共生型地域交流拠点設置の提案は白紙撤回したい。併せて本件について地区社協会長には不快な思いにさせことにお詫びしたい」旨の報告と謝罪だった。恐らく事前の関係者間での様々な調整があったのだろう。望ましい形での決着に安堵するとともに、委員長の公の場での謝罪というに潔さを見なおした。その後の会議では市の担当者のコミュニティ・スクールについての説明と質疑で突っ込んだ意見交換が交わされた。
 1時間ほどの協議会を終えて、図工展が開催されている体育館に向かった。体育館一杯に生徒たちの様々な図工作品が展示されている。コロナ禍の続く中での作品作りや会場展示には、生徒たち以上に先生方の色んな苦労があったに違いない。展示作品を眺めながら、あらためて厳しい環境下の学校運営に対する新たな地域支援の枠組みであるコミュニティ・スクールに尽力したいと思った。