地区社協会長会議での活発な意見交換2021年11月18日

 分散型オンライン会議で開催された地区社協会長会議が活発な意見交換の機会をもたらした。私が参加したグループでは4名の地区社協会長に支所長1名、市社協スタッフ2名の計7名のメンバー構成だった。
 冒頭には西宮市長もリモート出席して改定されたばかりの「教育大綱」について思いを込めて語られた。その後、市社協の「第9次地域福祉計画」が担当者からオンラインで説明され、ここまでが全体ミーティンだった。その後は、分散会場でのグループ別の2つのテーマについての意見交換会だった。
 ひとつは「コロナ禍での地区社協活動」だった。参加した4地区からの報告があった。私からは会議ができない中で地区社協の各レベルごとのグループライン活用による情報共有と意見集約を行ったことや、4年目となった敬老お祝訪問がコロナ禍でお年寄りへの寄り添い活動に繋がったことなどを報告した。香櫨園地区からはコープこうべと連携した配食サービスの報告があり今後の有償ボランティアの在り方のヒントがあった。江東地区からは活動休止で登録ボランティアのモチベーション低下の悩みが報告された。高津地区からは長い活動休止の中で最近ようやく代金不要のおもてなし昼食会を再開し、参加者に喜ばれたとの報告があった。
 もうひとつのテーマは「第9次地区福祉計画の策定進捗報告」である。各地区の報告の後、市社協発行の”つながりシェアレター”をもとに幾つかの地区から地区福祉計画づくりでの様々な声の聞取りの状況が報告された。「子供や子育て世代の声を吸収するため中学校生徒会、PTA役員との懇談会開催」「自治会、民児協、商店会、介護施設、PTA、子供会等との情報交換会で意見収集」「敬老のつどい申込者にお祝い品引換券と一緒にアンケート配布」等々。各地区の創意をこらした工夫にヒントを得られた。
 かつてない有意義な地区社協会長会議に手応えを覚えながら帰路についた。