オヤジ会の会場カフェのマスターの訃報2021年11月27日

 携帯電話に高齢のご婦人からの連絡があった。ちょい呑みオヤジ会の会場である住宅街のカフェの奥さんである。「主人が亡くなりました。身内だけで葬儀を済ませ、49日も終えましたのでお知らせします」 
 かねてから重篤な病で入退院を繰り返されていたことは承知していた。それでもいつか回復しちょい呑みオヤジ会が再開されることを祈っていた。突然の訃報に生前のマスターのオヤジ会での心遣いに感謝しお悔やみを述べる他なかった。
 ちょい呑みオヤジ会は2014年から6年に渡って毎月定例開催され58回に及んだ。昨年2月以降コロナ禍と会場・カフェのマスターの病が重なって休会が続いていた。店内に楕円形の大きなテーブルが据えられそれを囲んでの円卓呑み会が絶好の懇親の場だった。毎回マスターの創意を凝らした10品近い手料理がオヤジ会の集客の目玉でもあった。(写真はある時の手料理である)。毎回冒頭にはマスターから「本日の献立」が紹介され旬の味が解説された。そんなオヤジ会でのマスターの役割だった。
 近隣にあの会場とおもてなしを提供してもらえるお店はない。長きに渡って続いたちょい呑みオヤジ会の開催のメドは立たない。マスターの訃報がもたらしたその面での残念さもひとしおである。