住宅街の訪問介護ステーションとの交流2023年11月22日

 1カ月ほど前にある知人女性から連絡を貰った。4年前に地区社協主催の認知症サポーター養成講座の講師をお願いした方だった。同じ住宅街の在住者だったがその後はお付き合いのない状態が続いていた。用件は、ボランティアセンターの利用に関わることだったが、お話を通して地区社協の活動にとっても貴重な情報が得られた。
 1年前に自宅をベースに訪問介護ステーション”えがおの陽”を立ち上げられたとのこと。その関係もあって住宅街の高齢化の進捗とその支援環境の稀薄さを懸念する想いが語られた。在宅介護のインフラの必要性を痛感していた私も大いに共感し、近いうちに事業所を訪ねたいと伝えた。
 徒歩10分ばかりのその訪問介護ステーションを訪ねた。玄関前に事業所の看板のある和風建築の民家の一階である。4年ぶりに再会した女性と代表者である息子さんに迎えられた。お母さんとは同じキャラバンメイトという共通点もあり地域の認知症ケアやおひとり住まいの高齢者の見守り等の話題で盛り上がった。介護者の会への参加や社協での応分の役割についても前向きだった。
 同席の30代の息子さんも地域での繋がりに意慾的で”ちょい呑みオヤジ会にも参加してもらうことになった。その場でLINE交換をしてオヤジ会のグループラインにも参加してもらった。
 地区社協はビジョンに「生涯を暮らせる共生の町」を掲げているもののそれを具体化する”在宅ケア支援”については尚未着手である。今回の交流でその実践に向けての手掛かりが得られた気がした。