深秋2011年10月05日

 今日も話題は早朝散策の風景である。有馬川の土手道を北に向かった。中国道の高架下をくぐると、一気に視界が広がる。有馬川東側の名来の稲田が目に飛び込んでくる。この舞台装置の鮮やかな四季折々の転換が好きだ。
 今朝の舞台は深秋がテーマである。畦道の縁を覆う草叢から薄茶色のススキが今を盛りと穂を靡かせている。すぐ傍らで野生の柿の木が熟れ頃の実を枝先にたたわにつけている。背景を刈り入れを終えた稲田の黄色い無数の切り株が埋めている。名来の丘陵の濃い緑が雲のかかった高い青空と黄色い稲田を分けている。
 深秋の一幅の日本画にも似た風景を切り取った。

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