朝ドラ「純と愛」の型破り ― 2012年11月08日
NHKの朝の連続ドラマ「純と愛」に嵌まりだした。その訳をあれこれ考えてみると、NHKらしからぬ「型破りさ」にあるようだ。何が型破りなのか。
ひとつには登場人物のキャラクターがこぞって型破りである。主人公の純と愛はもとより、それぞれの家族たちの誰もが、そこまでやるか風のキャラとして描かれる。それを出演者たちのオーバーアクション風の演技で追い打ちをかける。若村麻由美演じる愛ママの荒唐無稽な凄みに、一緒に観ていた家内が思わず呟いていた。「あんな人おらへんわな~」
今ひとつは、過去の時代背景の多かった従来の朝ドラに対し、このドラマが徹底的に「今」を舞台にしていることだ。特に若者たちの「今の風景」にこだわっているようだ。今風にこだわれば、NHK的上品さや倫理観を引きずるわけにはいかない。国営放送の朝の時間帯ながらキスシーンもいとわない。ヒロインは知り合ったばかりでいとも簡単に同棲生活に入ってしまう。目上の人へのタメ口やヒロインの独り言も乱暴な言葉づかいでバンバン飛びだす。
さらにストーリー展開のスピード感も従来にないものだ。週単位で物語が展開するのは朝ドラの常套だが、その展開の仕方はかなりアップテンポでしばしば意表を突かれる。舞台も大阪と沖縄がめまぐるしく転換する。入社したての純があんな中之島の一等地のマンションになぜ住めるのかとか、沖縄までの高額な航空運賃をどう工面したのかなどとヤボな疑問は言うまい。
この型破りさゆえに、視聴者の評判も芳しくないようだ。「面白くない」「うるさい」「不愉快だ」等々、散々な口コミがネットで踊っている。多くは従来型の朝ドラのイメージからの批判と思える。だが、個人的にはこんな朝ドラもあっていいと思うし、ハラハラ、ドキドキ感に惹きつけられる。目が離せないドラマと言える。
はてさて今後の展開はどうなることやら。どんな結末が待っているのか。このドラマが終わった時、どんな感想を抱くのかと、興味は尽きない。
ひとつには登場人物のキャラクターがこぞって型破りである。主人公の純と愛はもとより、それぞれの家族たちの誰もが、そこまでやるか風のキャラとして描かれる。それを出演者たちのオーバーアクション風の演技で追い打ちをかける。若村麻由美演じる愛ママの荒唐無稽な凄みに、一緒に観ていた家内が思わず呟いていた。「あんな人おらへんわな~」
今ひとつは、過去の時代背景の多かった従来の朝ドラに対し、このドラマが徹底的に「今」を舞台にしていることだ。特に若者たちの「今の風景」にこだわっているようだ。今風にこだわれば、NHK的上品さや倫理観を引きずるわけにはいかない。国営放送の朝の時間帯ながらキスシーンもいとわない。ヒロインは知り合ったばかりでいとも簡単に同棲生活に入ってしまう。目上の人へのタメ口やヒロインの独り言も乱暴な言葉づかいでバンバン飛びだす。
さらにストーリー展開のスピード感も従来にないものだ。週単位で物語が展開するのは朝ドラの常套だが、その展開の仕方はかなりアップテンポでしばしば意表を突かれる。舞台も大阪と沖縄がめまぐるしく転換する。入社したての純があんな中之島の一等地のマンションになぜ住めるのかとか、沖縄までの高額な航空運賃をどう工面したのかなどとヤボな疑問は言うまい。
この型破りさゆえに、視聴者の評判も芳しくないようだ。「面白くない」「うるさい」「不愉快だ」等々、散々な口コミがネットで踊っている。多くは従来型の朝ドラのイメージからの批判と思える。だが、個人的にはこんな朝ドラもあっていいと思うし、ハラハラ、ドキドキ感に惹きつけられる。目が離せないドラマと言える。
はてさて今後の展開はどうなることやら。どんな結末が待っているのか。このドラマが終わった時、どんな感想を抱くのかと、興味は尽きない。
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