旧友たちと京都高瀬川の名庭苑で会食2012年11月26日

 今年3月に、三宮で現役時代の労組役員だった頃の業界仲間との久々の懇親会をもった。http://ahidaka.asablo.jp/blog/2012/03/31/6396274 その時に次回は11月末の京都での再会を約して別れた。昨日その日を迎えた。
 自宅を朝9時過ぎに出て、阪急河原町駅には11時過ぎに着いた。会場の「がんこ高瀬川二条苑」http://www.gankofood.co.jp/yashiki/nijyoen/ は四条河原町から北に高瀬川沿いにある。12時からの会食までたっぷり時間はある。紅葉と落葉の舞う風情のある高瀬川沿いの並木道を15分ばかり歩いた。
 会食が始まった。和風懐石の料理と飲み放題の会食を味わいながらしばらく懇談した後、近況報告となった。前回の5人に今回は新たに2人が加わった。今も週何回かコンサルの仕事を続ける大柄のTさんは趣味のゴルフを愉しんでいる。60代後半で250ヤードが飛ばなくなったという贅沢なボヤキに仲間のブーイングを浴びていた。静岡県湖西市で三選を果たしたばかりの現役市長Mさんの持論は「脱原発」である。近くに浜岡原発を抱える市長として明快に脱原発を選挙戦でも訴えたという。Mさんの近況報告を皮切りに脱原発についての議論が盛り上がった。また幹事役のYさんの20年に及ぶ地域活動の報告を巡ってもホットな論争が交わされた。
 2時間ばかりの会食を終えて、会場の二条苑の庭苑を散策した。戦国期の京の豪商で高瀬川を開削した角倉了以の別邸跡である。鴨川からの分流はこの別邸跡を通って高瀬川に流れている。およそ400年前に造られた庭苑は、明治になって元勲・山形有朋の別邸となり、何人かの手を経て今のがんこ二条苑に至っているという。茶室、川の流れ、庭石、灯籠、紅葉や紅梅の古木などを配し、格式を偲ばせる見事な庭苑だった。庭苑を背景に仲間たちと記念写真に納まった後散会した。
 会食中に求めたがんこ二条苑特製の鯖棒寿司を手土産に、ほろ酔い気分で4時半頃に帰宅した。