旅日記「道後温泉&来島海峡(初日)」2012年11月21日

 18日~19日に一泊二日で地域の知人グループの懇親ツアーに出かけた。行き先は、道後温泉と来島海峡観潮をメインとした四国の観光スポットだった。
 後方三分の一がサロンになった観光バスで朝8時に総勢21名で山口を出発した。瀬戸大橋の与島パーキングエリアで途中休憩し、瀬戸内海の広大なパノラマや巨大な大橋の迫力を間近に見た。昼食は愛媛県西条市のアサヒビール工場内のレストランでとった。工場直送のフレッシュなスーパードライの飲み放題にラム肉のジンギスカンという趣向だった。
 最初の目的地の「白壁と木蠟の町・内子町」には2時半頃に到着した。町並駐車場で下車し、すぐ南の町並保存地区の旧街道を散策した。白壁、格子戸、海鼠壁(なまこかべ)、うだつ、鬼瓦などの風情のある町並が続いている。中心部にある木蠟資料館に入館した。内子最大の製蠟業者・本芳我家の分家・上芳我家の屋敷跡を資料館に転用したものだ。広大な敷地に建つ住宅、土蔵、釜場、蝋搾り小屋や木蠟資料展示棟を見学した。ここで時間を取られ過ぎ、芝居小屋・内子座は見学できなかった。
 4時半頃に宿泊先の道後温泉・大和屋本店に着いた。道後温泉のシンボル・坊ちゃん湯(道後温泉本館)に隣接する老舗旅館だった。チェックイン後、同宿者たちと散策し、坊ちゃん湯や土産物屋の並ぶ商店街、からくり時計などを巡った。部屋に戻った後、有馬、白浜と並ぶ日本三古湯のひとつ道後の湯の大浴場に浸かった。湯に浸かりながら14年前にこの道後温泉の坊ちゃん湯に浸かった時の怖~い体験を思い出していた。http://ahidaka.asablo.jp/blog/2009/10/02/
 6時半から和風懐石の宴会が始まった。途中から席を変えてメンバーたちと懇親を深める。ほとんど料理を味わうことのない酔いに任せた時間が過ぎる。9時前に宴席を終え幹事から二次会のカラオケが告げられるた時だ。女性陣の一部から毎正時のからくり時計の舞台を見たいという声が上がった。それもそうだと何人かが同調し一緒に出かけた。
 からくり時計前には既に幾組もの浴衣姿の観光客が陣取っていた。ほどなく始まったからくり舞台はさすがになかなかのものだ。二段だった舞台が三段にせり上がり、入浴風景やら小説「坊っちゃん」の登場人物の人形たちが演技する。演奏風景前で記念撮影に興じた。旅館に戻り、1時間半ほどのカラオケタイムを過ごして眠りに着いた。