ギャーッ!大事なデータを失うッ!!2013年05月30日

 3日前の朝、愛用のノートパソコンのディスプレイ破損を発見した。個人では修復不能の深刻な故障と判明し、その日の内に新しいノートパソコンを購入した。セットアップからネット接続まで何とかこなして、その日の内にブログ更新までたどり着いた。
 と、ここまでは良かったが、落ち着いて点検する内、重大な事態に気づき真っ青になった。公民館講座「山口風土記」のパワーポイントデータや100人以上のメールアドレスなど貴重なデータの数々が復元できない。これは何としても壊れたPCのディスプレイを修理に出して復元せねばと腹を固めた。
 新旧のPCを購入した家電量販店を2日前に訪ねた。30代の男性販売員に事情を説明し修理を依頼した。「修理を出すには、パソコン上のデータが消えてしまうリスクに同意していただく必要があります」という回答が返ってきた。本体には関係ないディスプレイ修理だからデータは保存される筈という思い込みは甘かった。修理にはリセットが付き物のようだ。「それなら修理の意味がない」と伝えると、しばらくして思いがけない提案を聞いた。
 「ディスプレイの故障だけのようなので、テレビのディスプレイで代替してデータを取込んではどうですか。最近のテレビはパソコンと接続できるようになっているので、ケーブルと一時保存用のUSBメモリがあれば可能です」とのこと。実際に売場の大型テレビに私のPCを繋いで簡単にデスクトップ画面を映してもらった。これならできる。早速、3千円ほどでケーブルとメモリを購入し自宅で挑戦した。やれた!テレビ画面上で操作し、全てのデータをメモリにコピーし、それを新しいPCのディスクにコピーした。出張サービスを頼めば2万円は必要だったので家内も少しは見直したようだ。
 次は、アドレス帳の回収である。こちらは単純にドラッグ&コピーでは済まない専門スキルが必要だ。登録している「NTT光プレミアムのリモートサポート」に連絡し、光回線ルートを介してサポーターに私のPC画面を見ながら操作を指示してもらい無事こちらもデータ回収ができた。
 故障自体はアンラッキーな出来事だったが、その修復過程でまざまざとIT技術の進歩を実感した。