ともしび(西宮市民生児童委員会広報紙)2号の発行2016年03月13日

 西宮市民生児童委員会の広報紙「ともしび・2号」が発行された。編集責任者として昨年9月発行の創刊号以来、深くか関わった。
一昨年に市の民生児童委員会に広報部会が設置された。地区協議会から13人のメンバーが選任され8月開催の第1回部会に出席した。関係理事も含めて18名の広報部会にテーマごとに3分科会が設けられた。その結果、広報紙発行をテーマとする第2分科会に所属してその責任者に選任された。
 広報紙の創刊は民生児童委員会の永年の懸案だったようだ。創刊に当たって広報紙の対象者の明確化を求めた。民生委員間の情報共有という内向けなのか、地域住民対象という外向けなのかという点である。これにより編集方針は大きく異なってくる。この点については広く一般市民向けの広報紙と確認された。そして昨年9月に民生児童委員の役割紹介をメインとした創刊号の発行にこぎつけた。
 引続き第2号の発行に着手した。創刊号発行だけで後が続かないという「一発屋」では意味がない。今後の継続発行の態勢づくりの意味もあった。第2号の特集テーマは「民生委員の一斉改選」である。この広報紙を通じて改選される民生委員の就任を幅広くを呼びかけることになった。この号の編集・校正の過程を通じて、市の民生児童委員会という半ば公の機関の広報紙発行の在り方について色々考えさせられた。
 第2分科会では担当理事を含めて6名のメンバーで編集実務を担当した。一面トップでは「セカンドライフの魅力的な活動」を主見出しとした記事を掲載した。定員の5%もの欠員があることからともすれば就任を「お願いする」スタンスになりがちだが、逆に子育て卒業母さんやリタイヤおじさんにとって「魅力的な活動」であることを訴え、強気に打って出る編集姿勢で臨んだ。広報部会でも承認されたこの記事が理事会では異論が出されたようだ。その姿勢では民生委員という役職が軽いものに受け止められないかという懸念があったようだ。担当理事や事務局の調整努力もあり最終的には原案の趣旨が活かされることになった。
 分科会、広報部会の協議を経た記事である。その根幹部分について理事会で修正が求められた点に違和感を覚えた。発行編集を委ねられた分科会や部会での協議とは何かという疑問である。理事会、部会、分科会という三重もの編集体制自体にも関わってくる。大枠の編集方針の確認も必要だろう。次号以降の発行体制についてはあらためて検討されるようだ。その結果を待ちたい。