介護施設事業者との懇談会2016年03月20日

 福祉ネット北六甲のオブザーバー事業者の内、介護施設の3事業者の代表者の皆さんと懇談会をもった。福祉ネットからは議長をはじめ4名の役員が、事業者からは各施設長等4名に参加してもらった。
 福祉ネット設立後1年が経った。この間、高齢者等の見守りや困り事を中心に取組んだが、その過程で在宅介護や認知症介護の現実を知らされた。そうした経過を通じて介護施設事業者との連携を模索するための懇談会だった。
 他方で地域でも新たな動きが芽生えている。有償ボランティア・よりそいサポートの立上げ準備が整った。昨年1月発足のちょい呑みオヤジ会は30人のメンバーを数え定着してきた。住宅街の若いご夫婦の”つどい場”が4月に開設が予定されている。こんな動きを事業者の皆さんにも紹介した。
 懇談では介護施設側の地域との連携に向けた話題が話し合われたた。「地域の研修、つどい場、介護者の会等への専門職の派遣」「認知症の声掛けの訓練や介護食調理講習の開講」「事業所の施設や車両の地域福祉活動での活用」「介護食等の介護家庭への配食サービス」等の事例があげられた。
 密度の濃い90分ほどの懇談を終えた。在宅介護にむけた地域の具体的な支援や取組みが浮かび上がった。分散された地域資源の福祉ネットによるコーディネート機能が見えてきた。