我が町の多文化共生2022年10月17日

 早朝ウォーキングに出発してしばらくすると住宅街の北側の市民農園との間の農道と合流する。ウォーキングは西に有馬川方向に向かうのだが、東に向かうと中国道の高架を抜けた先に障がい者支援施設がある。50名余りの入所者を擁する比較的規模の大きい施設である。
 ある日、その農道を歩いていたら向うから自転車に乗ってやってくる若い女性と出合った。近づくと私より先に「おはようございます」と挨拶された。間近に見るその女性は明らかに異国の人の風貌だった。フィリピン等の東南アジア系の顔つきに思えた。なまりのない挨拶に日本での滞在が短期ではないことが窺えた。彼女の向かい先には障がい者支援施設がある。恐らくその施設の従業員だろう。とっさにそんな想いを抱きながら「おはようございます」と大声で返した。
 民生委員の担当地区の住宅街にもお二人の異国の方がいる。おひとりは中国出身の若いママである。民生委員の生後2ケ月の”健やか赤ちゃん訪問”でお目にかかった。身寄りのない異国での子育ての支援を願って地区社協の子育てサロンにお誘いし何度か来訪された。
 今ひとりは、高齢者訪問で今年初めてお訪ねしたお宅の異国出身のご主人である。最初日本人の奥さんと来意を告げて雑談していたら、在宅中だったご主人が欧米系の風貌の顔を覗かせた。片言の日本語で挨拶された愛想の良い異国人だった。
 我が町の多文化共生がひたひたと進行している。

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