深秋の散歩道2008年11月04日

 下着にポロシャツ、更にウインドブレーカーを着込んでの早朝ウォーキングの季節になった。住宅街から抜ける坂道の桜並木が赤く染まっている。歩道の両脇を茶色い落ち葉が縁取り、カサカサと鳴いている。道路脇の貸し農園の縁に植えられたこの地方の特産の黒豆が、鞘に太った豆を宿している。晩酌のあてを連想させる枝ぶりに心和ませられる。その隣りには赤の小紋をつけた黄色い小菊が咲き誇る。有馬川遊歩道に出ると、冬を待ちかねて来訪した鴨たちが川面を回遊している。深秋の散歩道である。

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