豪華お弁当付きの老後セミナー2010年02月09日

 JA兵庫六甲主催の「最新社会保障セミナー」に参加した。JAには年金手続きを依頼し振込口座を設けて以降、組合員にもなり何かと取引が増えている。セミナーは徒歩10分ほどの下山口支店の大会議室で開催された。30名限定の「年金問題等を中心に老後のライフプランを考えるセミナー」という案内だった。平日の午前中でもあり、出席できない家内から強く勧められた。たまにはセミナーも良かろうと参加を申し込んだ。お弁当、おみやげ付きというのも悪くない。
 10時の開会には定数36席に34名もの参加者が席を埋めた。男性はリタイヤ組とおぼしき5名だけである。圧倒的多数の女性の内、30代の若い主婦が半数以上を占めている。考えてみれば老後の不安を最も感じているのはこの世代なのかもしれない。パート勤務を休んででも出席したいと考えたのだろうか。
 講師はファイナンシャル・プランナーで社会保険労務士の40代の女性だった。プロジェクターによる2時間の講演は、前半を「老後に向けての厳しい環境」「医療費や介護費用と公的医療制度保険」の解説があり、後半を「セカンドライフの生活設計」に向けた「必要生計費」「公的年金の試算」「不足額の準備に向けた心構え」などが説明された。
 「老後のセカンドライフの時間が現役時代の総労働時間の10万時間に相当する」「家計調査の平均値では夫婦二人世帯で月28万の支出に対し22万の年金等の収入で約6万が不足」「老後のモデル試算では公的年金だけでは約3千万が不足」といった点がポイントだった。既に老後生活を送る身には切迫感はないものの、これからの世代に向けてはポイントを要領よく整理した有意義なセミナーと思えた。
 終了後、会場出口でもらったのは、二段重ねの豪華なお弁当に、三田の行列のできる名品「小山ロール」のおみやげだった。久々のセミナーの充足感ととおいしい昼食に満足した半日を過ごした。

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