へっぴり腰のサッカーW杯観戦記2010年06月30日

 昨夜、日本中がサッカーフィバーのクライマックスに達した。南アW杯の1次リーグ突破という快挙に燃えた余韻をそのままに決勝トーナメント1回戦を迎えたのだ。ベスト8をかけて岡田ジャパンが南米の強豪パラグアイと対戦した。
 夜11時キックオフという時間帯は、私のテレビ観戦には非常に微妙だった。ここまで来たからにはライブで観戦したい。ただ如何ともしがたいのは眠気との闘いに自信がないことだ。いつもなら10時過ぎにはベッドにつくところを何とか11時前まで頑張った。が、そこまでだった。結局11時前に眠りについてしまった。
 深夜突然、目が覚めた。観戦を見逃したという潜在意識が目覚めさせたのだろうか。置時計の頭を押して時間をみると、12:30の文字が目に入る。枕元のリモコンでベッドサイドのテレビをつけた。ヤッテル!ヤッテル!画面隅の文字情報から後半20分過ぎで0対0で推移していると分かった。日本の頑張りが決勝トーナメントでも持続している。そのまま後半終了まで観戦した。双方無得点のまま延長戦になる。休憩時間に入り一気に緊張感が薄れた。こうなるともういけない。いつのまにか再び眠りの世界に包まれていた。
 それでもやっぱり次の目覚めはいつも通りの未明の5時前だった。眠るにも基礎代謝という体力が要る。重ねた齢が基礎代謝を低下させていることを思い知らされる。リモコンの電源を入れた途端、画面はサッカー速報を映し出した。延長戦でも決着がつかなかったゲームは、今大会初めてのPK戦にもつれ込んだと伝えている。その結果は誰もが知っている通りだ。
 今朝からテレビのワイドショーは、岡田ジャパンの予想外の健闘を讃える報道でもちきりだ。ひと通りその話題が終わると、次に登場する話題はどのチャンネルも同じだ。角界を根底から揺るがしている野球賭博事件である。世界を舞台としたサッカーと日本の国技。同じプロスポーツながらその明暗を分けた落差は余りにも大きい。