息子夫婦の転居の知らせ2012年12月15日

 先日、息子から連絡があった。年明けの異動の内示があったという。息子は外資系会社の営業担当である。異動が新年早々というのもいかにも外資系らしい。現在の静岡県の営業所に勤務して5年目になる。それまでも広島、岡山の営業所で勤務していた。典型的な転勤族である。
 その息子が新年から東京の、しかもど真中の新宿営業所勤務になった。いくつかの想いがよぎった。かねてから親たちは関西勤務を期待し、本人もそれを会社に希望していたようだが、今回も叶わなかった。一抹の寂しさは拭えない。
 反面で、大都会・東京のど真ん中に身内が住むことになったという驚きもある。息子の嫁からも家内に「転居先が決まった」とメールが入っていた。両国界隈の新築マンションの6階に住むことになるようだ。窓越しにスカイツリーも見えるし、夏には隅田川の花火も見えるという。落ち着いたらぜひ出かけよう。
 それにしても息子の嫁の苦労を想ってしまう。転勤族の嫁とはいえ、これで4度目の転居である。仕事中心の息子と違って家が中心の嫁である。そのつどようやく馴染んだ暮らしやパート勤務なども捨てて、一から始めなければならない。近所付合いもままならないだろう。案外、当の本人はへっちゃらなのかもしれない。舅の取り越し苦労であってほしいと思う。