婿殿2012年12月30日

 昨日の午後3時前に滋賀から娘夫婦が帰ってきた。1時過ぎに「自宅を出た」というメールがあったから、わずか2時間足らずで到着したことになる。予想していた高速道の帰省ラッシュは見事に外れたようだ。
 コーヒー、紅茶で娘夫婦を寛がせた後、早速、家内は婿殿に頼みごとをしている。なにしろ理工系人間で家電製品の扱いやIT系の設定や操作にめっぽう強い。その方面では当てにできない亭主である。家内は婿殿の来訪を手ぐすね引いて待ちうけていた。
 まずは門灯、洗面所、トイレの電球のLED電球への取り換えである。昨日、亭主がやってみたが人感センサー付きのLED電球がうまく感知しなかった。続いて大型液晶テレビの修復である。46インチ液晶テレビを購入した後、それまで使用していた32インチを場所移動したが、なぜか映らなくなっていた。それぞれをそつなく処理してもらい、最後は旅行した時のデジカメ画像を46インチテレビで映せないかという注文だった。USBメモリーに画像を取り込みテレビのUSBスロットに挿入すれば、自動的に認識して画像が映った。
 予想以上に早く着いたので家内は娘夫婦を連れて買物に出かけた。正月食材の追加購入だったが、婿殿用の日本酒調達の名分もある。若いのになぜか日本酒のそれもこだわりの銘酒に目がない。婿殿が選択して調達して帰ったのが、奈良県吉野の「無ろ過生原酒純米・やたがらす」という銘柄だった。夕食でビール派ながら「やたがらす」も味わった。さすがにこだわり派が選んだ酒だ。まろやかでめっぽう美味しい。これなら晩酌用にたまには日本酒も悪くはない。同じものを亭主用に家内に注文した。
 家内の注文にも気さくに応じてくれる気の良い婿殿である。どちらかといえば気の強い娘を柔らかく受け止められるタイプのようだ。私にないいい面を持っている。つきあいが深まるごとに、娘もいい婿殿を選んだものだ思うようになってきた。