山口センターでの異例のさくらまつり2013年04月08日

 4月6日に予定されていたさくらまつりが時ならぬ春の嵐で順延された。主催者は5日の早い段階で6日土曜開催を中止し、日曜に多少荒れ模様でも決行すると決定していたようだ。山口地区のボランティア組織挙げてのイベントである。屋台での食材始め道具の手当てやスタッフの配置等開催の可否判断が参加組織に及ぼす影響は大きい。最終決定を下す責任者には大変なプレッシャーがあっただろうと同情した。 荒れ模様の天候も加味して会場を山口センターに移しての開催となった。有馬川緑道の長いさくら並木下での屋外イベントが、一転して建物周囲の屋内イベントに変わった。これもまた主催者にとって初めての試みで多くの苦労があったと思う。
 センター建物軒下で、たこ焼き、おでん、ぜんざい、フランクフルト、ジュース、焼き鳥、から揚げ、パスタ、豚汁、おにぎり、イカ焼き、カレー、駄菓子などの飲食関係の屋台が出店した。玄関周りには、スーパーボールすくい、射的、輪投げ、ビー玉などのゲームコーナーが並んだ。ホールのホワイエにはミュージカル劇団『希望』のプチコンサートが開催された。ホール内の舞台側半分を各種団体や商店のフリーマーケットが占め、残り半分を、震災復興支援ブース、やまなみバス啓発ブース、ふれあい喫茶、竹細工、デコバージュ雑貨などが展開した。
 曇天ながら雨の気配はない。11時の開始前から三々五々に住民たちがやってきた。どんどん屋台の飲食が売れていく。ホールホワイエでは秋公演予定のミュージカル有間皇子物語のデコレーションが目についた。有間皇子を模したオリジナルのキャラクター人形が愛らしい。11時半にはその背後のスペースで劇団のプチコンサートが始まった。つめかけた観客を前に、揃いの黄色のTシャツ姿の劇団員17名が、ドレミの歌と有間皇子物語挿入歌一曲をミュージカル風の振り付けで合唱した。ホール内でも大勢の人がフリーマーケットや東北物産の売店を物色し、テーブル席では、コーヒーで寛いだり、パスタ、カレー、おにぎり、豚汁等で早目の昼食をとっている。1時過ぎにはあちこちの屋台で売り切れが始まった。2時の終了時間には全店で店仕舞いとなり清掃を含めた後始末も完璧だった。
 さくらまつりは、山口の新旧地区の住民が合同で開催する貴重なイベントである。大勢の人たちとの出会いがあり、旧交を温めあう。とりわけ今回の屋内開催という凝縮されたスペースでは交流の密度は一層濃いものがある。何はともあれ、天候不良の悪条件を乗り越えて無事終了した。主催者の皆さんの尽力に感謝するばかりだ。

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