メリケンパークオリエンタルホテル10階からの眺め2013年05月10日

 昨日午後2時から今朝の朝食解散まで、労働委員会労働者委員の近畿ブロック連絡会総会があった。会場は神戸メリケンパーク・オリエンタルホテルだった。午前中の労働委員会の2時間の審問を終えて、会場には1時半頃に到着した。
 近畿2府4県の持ち回りの会議で、今回は兵庫県だった。毎回、その府県の観光案内等の紹介パンフレットが会議資料に添えられる。今回ひと際目を引いたのが、来年放映のNHK大河ドラマ「軍師・官兵衛」の姫路市発行のパンフだった。開会までの時間を、私の故郷でもある姫路ゆかりの戦国大名のパンフを興味深く読んでいた。官兵衛を支える家臣団「黒田二十四騎」の記事に驚いた。その中のひとりの武将・三宅山太夫の生まれが私の生まれた村であることを初めて知った。
 会議が始まった。型通りの総会日程を終えて、メインの研修会となった。「物件提出命令を考える」と題する滝澤兵庫県労働委員会会長(弁護士)の講演だった。不当労働行為の有無に関する事実認定に必要な証拠を速やかに確保するため、公益委員の合議で帳簿書類等の物件提出を命じる制度で、9年前の労組法改正で創設された制度である。制度発足後、物件提出命令の申立て40件の内37件が却下され、提出を命じられた3件も2件は中労委で取り消されている。唯一の提出命令を出したのが兵庫県労働委員会である。会長としてそのことに深く関わった講師の、中労委に対する制度の積極的運用を求める主張は説得力のあるものだった。
 会議終了後チェックインしたのは10階の対岸にモザイクの見える部屋だった。夕暮れ間近のモザイクの全景を早速画像に納めた。懇親会を終えて部屋に戻った時には、モザイクはイルミネーションに彩られた観覧車を中心に見事な夜景を映していた。翌朝5時に起床し、朝食までのひと時をホテル周辺の散策に出かけた。ホテル東側の突堤には神戸港クルージングの客船・ルミナス神戸が停泊していた。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック