公智神社の秋祭り2014年10月13日

 昨日、久々に公智神社の秋祭りを見物した。まさしく「見物」である。山口地区に移り住んで30年を超える。この間、旧山口地区の最大の伝統行事であるこのお祭りを何度も見物した。それを通して旧地区の皆さんのこの伝統行事を維持する上での労力や財政負担の大変さを理解した。それに比べ新興住宅街の我々は、伝統の祭礼や華麗で勇壮な壇尻運行に感嘆するだけの「見物人」である。
 13時45分頃に「お旅所」に着いた。祭礼を終えたお神輿が神社からお旅所に巡行する筈の時刻である。ところが既にお神輿はお旅所に到着し、お旅所での祭礼が始まろうとしていた。お旅所での祭礼が終わり、各地区の壇尻がお旅所周辺に到着するまでのひと時が祭礼関係者たちの寛ぎのひと時である。缶ビールやゆがいた黒枝豆が配られる。私にとっても地元の知人たちとの交流の機会でもある。お相伴に預かったビールと枝豆を手に挨拶を交わし歓談した。
 ほどなく周辺から鉦太鼓の響きが伝わり、7台の壇尻の列が道を埋める。頃合いを見計らって祭礼の行列が出発し、お神輿が続く。続いて下山口の壇尻を先頭に宮前通りを公智神社に向かって引き回しが出発した。上山口の壇尻が宮前通りを勢いよく左折回転させて拍手に送られながら宮入に向かった。所用があったのでこれを機に帰路に着いた。