市民生・児童委員会の広報紙発行の意味2014年10月29日

 昨日の午後、市役所隣接の職員会館に出かけ、市民生委員・児童委員会の第二回広報部会に出席した。前回会議の議論を踏まえて部会長から「PR活動」「広報紙作成」「広報研究」の三分科会による今後の会議運営が提案された。意見交換の後、最終的に提案が承認された。
 事前に部会長からの打診もあり広報紙作成分科会の分科会長に選任された。全体会議の後、分科会が開催された。メンバーは委員5名に担当理事を加えた6名である。事前の打診もあったので第一回会合での検討課題を整理しておいた。その流れに沿って「広報紙発行の趣旨」「発行部数、規格、予算」「紙面構成」「発行期日」等の広報紙作成に向けての枠組みを確認した。併せて次回分科会後に心合わせの意味も含めて懇親会の開催を提案し了承された。
 帰路のやまなみバスの車中で、市の民生委員・児童委員会としての広報紙発行の意味を考えた。一般市民に民生委員の役割が十分周知されていないというのも事実だろうが、それ以上に今日の時代背景が従来以上に民生委員の役割を大きくしている点があると思う。超高齢化社会の到来で高齢者ケアや介護の社会的サポートが求められている。格差社会が進行し貧困家庭の増大が顕著である。貧困化を背景に児童虐待や老人虐待も増大している。核家族化や離婚率の高まりが従来以上に子育て支援を求めている。
 民生委員は、そうした社会的弱者の地域での身近な見守りや支援の「灯り(窓口)」である。問題は、そうしたニーズの増大にもかかわらず、その「灯り」があることが分からないこと、あるいは見えていないことである。広報紙発行の意味とは「灯り」があることを伝え、その「灯り」を見やすくすることにあると思う。