自治会文化祭講座「北六甲台の今昔」を開講2016年10月06日

 二千世帯を擁する新興住宅街の文化祭が11月3日から6日まで開催される。主催する自治会にとっては夏の盆踊りに次いで大きなイベントである。この文化祭に今回初めて講座「北六甲台の今昔」をエントリーした。文化祭初日のオープン直後の10時からの開講が決まった。
 住宅街が誕生して34年目を迎える。この町で育ち巣立っていった子どもたちもかなりの人数を数える。彼らにはこの町がふるさとである。今年の31回目の盆踊りを子どもたちのふるさとの風景にできないかという話題が交わされた。新興住宅街にもようやく”ふるさと意識”が芽生えだした。ところがこの町を終の棲家に求めて各地から移り住んだ親たちには、この町のことを子どもたちに語れる材料は持ち合わせていない。
 そんな背景と経過の中で、文化祭での「ふるさと講座」を思い立った。開発前の住宅街の「昔」をプロジェクターを使って豊富な画像でビジュアルに紹介する。お天上山と呼ばれていた小高い丘陵地に開発された街である。公園の一角には「公智神社鎮座跡」の石碑がある。今は下山口にある「村の鎮守」はかつてはお天上山に鎮座していた。住宅街の北側には旧丹波街道が東西に通っていた。西国巡礼街道の一角として旧街道跡には今も道標や石碑がその名残をとどめている。
 そんな話題を以前に公民館講座で「お天上山物語」としてプレゼンしたものをベースに住民の皆さんに伝えたい。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック