大型台風24号が通過した。心配された強風豪雨の被害は我が町では軽微だったようだ。空けて今朝5時半に玄関ドアを押して外に出た。 遅くなった夜明けが街並みを薄闇に包んでいた。それでも雲ひとつない空が台風一過の秋晴れの天気を告げていた。
山口町の集落を南北に貫いている旧道を歩いた。落ち着いたたたずまいの左右の民家のあちこちで甘酸っぱい香りが漂っている。丹念に選定された庭木の金木犀がブロック塀越しにのぞめた。咲き誇るだいだい色の短命の花弁の息遣いが伝わった。
有馬緑道でもいつもは気づかない金木犀に遭遇する。年に一度、金木犀が自らの存在感を強烈に訴える季節が訪れていた。
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