遅まきながら・・・「旦那デスノート」2019年08月10日

 2年前発行の長尾和宏著「男の孤独死」を遅まきながら読んでいる。著作の中で「旦那デスノート」というサイトが紹介されていた。すぐにそのサイトをチェックしてみた。
 「旦那デスノートとは匿名のSNSで、主に主婦が旦那への愚痴を書き込む掲示板のようなもの」という解説記事があった。こちらも2年ほど前にネットニュースで大反響を呼びメディアでも連日のように取り上げられたようだ。遅まきながらの「旦那デスノート」の紹介記事である。
 実際の「#旦那デスノート」を閲覧してみた。これがなかなか面白い。直近の書き込みに次のようなのがあった。『何回も何回も仕事辞めてる息子に義母は「仕事してってちゃんと言いなよ✨」って言う。言えたらどんなに幸せか。逆ギレ、怒鳴る、不貞腐れるの三拍子揃った息子にちゃんと言うべきはあんたやろがぃ』。旦那の立場からでも共感できる書き込みである。
 旦那に贈る川柳というのもある。「人生の 断捨離おまえ(旦那) 最優先」「呼ぶのなら 救急車より 霊柩車」「朝起きて 生存確認 日課かな」「あの男 旦那とさえも 呼ぶのいや」「遺影見て 毎日笑いが 止まらない」。川柳となるとさすがにストレートである。五・七・五で語るには余分な修飾語は一切省かれ、むき出しのホンネがほとぼしる。
 家内に「知ってたか?」とこのサイトのことを聞いてみた。ご近所さんの中には情報通の方もいないとも限らない。「知らんワ」とのこと。そこでどんなサイトなのかを解説したが、さして興味もなさそうだ。ひとまず安心というべきか。