安曇野からのメール2019年08月30日

 地域活動で親交のあった知人からラインメールが届いた。90代のお母さんの介護を永く続けている女性である。2年前にお母さんの転地療養を目的に沖縄に移住されていた。その大胆な選択と決断に驚かされたものだ。
 その女性からの久々のメールだった。メールを読んでまたまた驚かされた。「7月20日に沖縄から長野県安曇野市に11月20日まで短期移住しました。お母さんに沖縄の海から安曇野の山を見せたくて・・・」とのこと。添付写真には安曇野の牧歌的な素晴らしい風景写真とそこに溶け込むお母さんの車椅子姿があった。
 彼女はお母さんの介護日記をツイッターで発信している。その紹介記事には『「最期まで人間らしく」がモットー。風を感じ、美しい物を見せる。その為だけにやっている。 でも実は母が一番頑張っている。 母は強く、美しい』とある。
 要介護5、身体障害者1級、認知症歴19年のお母さんの介護である。当事者でなければ分からない想像を絶する苦労があるにちがいない。それでもそうした苦労を見事に包み込んで今を生きている。その大胆な選択と繊細な気遣いに拍手した。