散歩道の樹木の変貌2020年11月25日

 早朝ウォーキングで新明治橋から有馬川緑道に入ってすぐのところだった。桜の老木の異常な個所が目に留まった。ひと際太い枝の根元がざっくり切断され、切断面には腐食剤と思える肌色の塗料が塗られていた。そのすぐ隣の古木の枝にも同様の補修が施されていた。古木の老朽化に伴う専門家による必要な養生なのだろうが、古木の痛ましさを思って気持ちが沈んだ。
 歩を進めた時、直前の落ち込んだ気分を癒してくれる風景を目にした。明治橋袂に立つ銀杏の古木がもたらした黄金色の風景である。円錐形に広げた大ぶりの枝は、落葉の時期の今も黄色い葉っぱを纏っている。真下の緑道の一角は銀杏の落ち葉が黄色い絨毯を敷き詰めている。その息を呑むほどの見事な風景が高揚した気分を運んでくれた。