今回の介護者の会は忘年会を兼ねたお食事会2023年12月20日

 今月の介護者の会は忘年会も兼ねた会費制のお食事会だった。そのため12時から始まった会場には住宅街の和食料理屋さんの手まり弁当に茶碗蒸しが並べられた。介護を卒業したおひとり様たち5人に社協関係者2人の参加者だった。
 食事をしながらの歓談では、コープこうべの後に開店したスーパー・ハローズの評判、ハローズ開店に伴うコープこうべの移動店舗の影響、試験運行が始まったコミュニティバスの試乗報告等が話題となった。
 1時からは住宅街の訪問介護ステーションの関係者お二人のゲスト参加があった。お二人とも両親の介護中だったり介護卒業者で現役の訪問介護者でもある。在宅介護の専門職の参加で歓談が一気に熱を帯びた。介護卒業のおひとり様たちにとっては自身の介護にどう備えるかが大問題である。
 既に「要支援」の介護認定を受けている方から「介護度の区分変更はどのようにすればよいか」という質問があった。「担当のケアマネジャーに申し出て下さい。要支援の場合は地域包括が窓口だが対象者が大幅に増えており、地域包括から事業所のケアマネに委託されているケースが増えています」とのこと。
 要介護を迎えた当事者には「ケアマネ選び」が介護生活を左右する重大事項である。窓口である地域包括からはたくさんのリストの提案があるが踏み込んだアドバイスは期待できない。それだけに介護者の会等での介護経験者の情報交換が貴重である。
 高齢化の進行で対象者増が著しく介護認定実務が遅れ気味である。区分変更も滞りがちである。ケアマネジャーの担当者数も増加稽古にあるようだ。地区社協も「在宅介護」というテーマにも踏み込んだ情報交換の場の設定等が必要になってくる。