地域クラブのハイキング2008年11月09日

 スポーツクラブ21という小学校区ごとに設置されたスポーツ振興の地区組織がある。今日、在住地区のスポーツクラブ21が主催するハイキングイベントがあった。行先は地元ではハイキングコースとして有名な鎌倉峡の一角の百丈岩である。かねて一度は行っておきたいと思っていたスポットである。地区のスポーツクラブ21の会長さんはすぐご近所の気さくなおじさんである。夫婦で参加することにした。
 朝8時半、住宅街の公園に集合し9時に出発した。総勢30名ほどの老若男女が列をなして進む。途中までは私の早朝ウォーキングコースと同じコースである。1時間ほど歩いた所に神戸セミナーハウスがある。トイレ休憩を兼ねて一息入れる。ベランダからは彼方に目指す百丈岩の雄姿が遠望できる。山道や200段の急階段、川沿いの農道などを踏みしめて鎌倉峡の入口の茶店に着いた。出発から2時間の道のりだった。
 ここから二班に分かれる。百丈岩登山コース組と鎌倉峡散策コース組である。登山は途中に鎖を伝っての結構険しいコースのようだ。目の前のそそり立つ岩山の美しさと険しさが迷いを招く。右手親指を無くし、左手薬指のバネ指の患いを思い、懸念がよぎった。他方であの美しい岩山の頂きに立てることの魅力は抗しがたいものがある。結局、持ち前の「迷ったら進む」根性が選択を制した。極力危険に近づかない主義の家内を残して登山組に加わった。
 リーダーの元山岳部おじさんのアドバイスを受けながら、急な岩肌を四つん這いになって鎖に掴まりながら恐る恐る進む。予想以上の険しさだ。登りはいざ知らず下りを想像した時の不安がよぎる。ほんとにこの道を降りれるのだろうか。途中横からの百丈岩の絶景が癒してくれる。25分ばかりでようやく頂きに辿り着く。ごつごつした岩の頂きから眺める光景の美しさに仲間たちの口から思わず歓声が漏れる。登山組16名の集合写真を撮って下山する。降り道は思ったほどの危険はなかった。最大のポイントは後ろ向きに降りるというリーダーのアドバイスだった。「確かに~ッ」。思わずDAIGOのギャグを口ずさむ。12時前に鎌倉峡入口の船坂川の河原に到着。
 散策組と合流しての昼食が始まった。女性役員たちの手で既に野菜や具材がいっぱい入った豚汁が出来あがっている。自然に囲まれた岸辺で持参の弁当を広げ、熱々の豚汁を片手に昼食が始まる。昼食後には役員たちが準備したビンゴゲームで一喜一憂しながら童心に帰る。1時半頃に現地を出発し帰路に着く。途中、往路と異なる近道を通り住宅団地の入口の広場に3時過ぎに到着した。会長の締めの挨拶で解散する。自宅を出てから帰着するまで7時間の思い切り歩いたハイキング三昧の一日が終わった。万歩計は2万1千歩をカウントしていた。

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