有馬・落葉山ハイキングの大満足2009年02月03日

 早朝ウォーキングの途中で携帯に家内から連絡が入った。ご近所のご夫婦から有馬温泉へのウォーキングのお誘いがあるという。朝9時半、私たち夫婦を含めご近所の総勢6名が出発した。自宅から有馬温泉までは直線距離にして約4kmはある。ウォーキングにしては長目の道のりを男3人のよもやま話でいつの間にか消化していた。
 温泉街に着いた。目指すは標高526mの落葉山山頂の妙見寺である。阪急バス案内所の向いの参道入口から石畳の階段を上る。ジグザグの階段が幾重にも続く。途中で買い求めたばかりの熱々の温泉饅頭を味わった。有馬グランドホテルの広大な敷地を右に見ながら進む。舗装路を更に上るとひと際高い階段前に妙見寺の案内看板が立っている。鎌倉時代以前に創建された寺院のようだ。階段を上ると再び九十九折れの山道が続いている。山側には西国三十三ヶ所の寺号が刻まれた石仏が祀られている。
 石造りの鳥居をくぐりようやく境内に到着。民家のような建物の前でオバサンから「お参りの後でぜんざいやおでんを召し上がってください」と声をかけられる。2月3日は日蓮宗の節分会という行事の日だそうだ。厄除け・開運の祈祷が行なわれ、参拝者にはふるまいの馳走がある。最後の階段を上ると本堂がある。狭い境内を参拝者が埋めている。歴史を感じさせる思いのほか立派な建物だ。独自の柱組みの基盤の上に建っているお堂の構造に驚かされる。
 参拝を済ませ、階段下の境内に戻る。先ほどの建物の引き戸を開けると数台のテーブルを大勢の参拝者たちが囲んでいる。卓上にはぜんざいやおでんの器が並びお漬物や山菜の佃煮などの盛り皿も添えられている。なんと日本酒の一升瓶までもが用意されている。長い道中の果ての暖かいご馳走だった。冷酒ながら日本酒の心地よい刺激が染み透る。30分ばかり滞在し、お手伝いの皆さんに感謝の言葉をかけながら建物を出た。小雨のぱらつく中を下山した。阪急バス案内所前を出発するバスが5分後に出るという絶妙のタイミングだった。午後1時、3時間半・1万4千歩のウォーキングをを終えて帰宅した。適度な運動と思わぬ馳走に大満足した半日だった。

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