いつの間にか田植えの季節2010年05月22日

 早朝の有馬川の土手をいつものように歩いていた。東側の水田はいつの間にか川水で満たされていた。その先の水田には既に小さな苗が列をなして風に揺れていた。水面に映る平坦な丘陵の形が実像と対をなしていた。土手のさくら並木の深みを増した緑の葉っぱが、水田の透明感を際立たせていた。
 隣町の水田にやってきた。土曜日の早朝である。兼業農家にとってかけがえのない農作業の日に違いない。働き盛りの中年のオジサンが小型田植え機で黙々と田植え作業に励むのどかな風景があった。
 人間社会のドロドロとした葛藤をよそに、自然はおだやかに折々の四季の風景を刻んでいる。

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