旧地区自治会長さんたちとの吞み会2012年03月07日

 先日、旧山口地区の自治会長さんお二人と懇親した。会場は例によって鳥進だった。三人とも山口ホール運営委員でもあり、年齢的にも私を挟んで上下1歳ずつの違いという同年代である。夕方5時から8時半までたっぷり呑んでたっぷり喋った。
 一足先にスタートした県民交流広場の状況をお二人に話したり、山口ホール運営委員会の在り方について意見交換したり、ミュージカル劇団の今後の取組みと支援のお願いをしたりした。山口でのボランティアガイドの立上げなども話題にのぼったりして、あっという間に時間が過ぎた。
 煎じつめればどのようにすればもっと良い町づくりにつながるかということでもある。想いは共通するものがあっても、それぞれに背負っているものの違いはある。旧地区の皆さんには農村共同体的な伝統やしきたりや風習を引継ぎ繋いでいく使命がある。地区の自治会長とはそうした役割の代表者でもある。自治会長ポストについて回る役職も少なくない。そうしたものをこなしながらの日々の活動である。ともすれば新たな取り組みに前向きになれない背景がある。
 他方、新興住宅街の自治会の山口という地域全体に対する活動は通常極めて不十分である。毎年、役員は一斉入替えとなり、地域全体の活動や行事に対する取り組みは旧地区に比べて格段に劣る。新興住宅街には各地から終の棲家を求めて移住した世帯の集合体という特性もある。様々な分野の業務経験や知識技能を蓄えた人材が少なくない。町づくりなどの地域全体の活動分野にそうした経験・知識・技能を活かして参画してもらえれば心強い戦力になってもらえる筈である。問題はそうした個人レベルの参画の環境やネットワークが整っていないことだ。
 新旧それぞれの地区の強みと弱みをカバーし合いながらどうすれば強力な連携が可能だろうか。そんなことを考えさせられた楽しくて有意義な吞み会だった。