春の名残りの散歩道2014年04月29日

 昨日の朝、有馬川の土手道を南に向かった。晩春の穏やかな快晴の気候に誘われていつもと違う風景を愉しもうと思った。
 明治橋袂から有馬川緑道に入った。満開の青紫の藤の向こうに、白い花弁の樹が枝を拡げ、さらにその先にはハナミズキの可憐なピンクの枝を覗かせている。葉桜となったさくら並木の新緑が緑道の壁となっている。
 平成橋の南に伸びた緑道の新緑と白とピンクの風情に和ませられながら歩いた。散歩道を行きかう人たちと交わす挨拶にも心弾む響きが伝わる。
 思いついて松栄橋を西に向かった。上山口の集落を抜けて西川沿いの土手道にやってきた。川沿いに立つ一本の八重桜を観てみたいと思った。予想通り八重桜が今は盛りと咲き誇っていた。花弁の多さと重さが花の房となってうつむきに垂れている。八重桜の豪華で艶やかな風情になぜか心がざわついた。
 公智神社北側の西川沿いにさくらトンネルがある。トンネルの北の端にも一本の八重桜が立っている。満開の八重桜を愛でた。
 春の名残りを愉しんだ散歩道だった。

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