早くも「はざかけ」の登場2015年09月13日

 日曜の朝のウォーキングだった。我が町の住宅街を歩いた。三日前に確認した「暴風雨の爪跡」の見えるところにやってきた。視線の先には見える筈の根元から半分だけ残された松の姿が見えない。気になって傍に行くと、半分だけ残されていた松が根元から掘り出され幾つにも切断されて横たわっていた。先に上半分だけを伐採し、日を変えて下半分を処理するという二段階の作業だったのかと合点した。
 住宅街の高台周りの田圃にやってきた。二枚田の手前の田にはたわわに実った稲穂が首を垂れていた。その向こうの田には既に稲穂の姿はない。剥き出しの黒土の田に、はざかけされた稲穂が吊るされていた。猛暑の夏が幾度かの台風の通過の後で一気に秋を迎えていた。